いい呼吸しましょう。

2013年02月15日

3ヶ月ほど前からめまいや動悸に悩んでいた50代女性の方。

ある出来事があり、強いストレスがかかった後から起こり始めたとのこと。
初回、玄関を入ってこられた際は、緊張もされていたせいか、
うつむき加減で不安そうに入ってこられました。

自律神経の調整、頭蓋骨調整を行いながら、患者さんの様子を見ていると、
かなり息が浅い感じでしたので、ストレスや緊張を緩和する副交感神経を
優位にするために、お腹で大きくゆっくり呼吸して頂きながら
施術を進めました。

そして、ブロックを入れている最中も、仙骨に手をあて、
患者さんの呼吸と合わせるように、
「脳脊髄液よ流れろ!」と思いながら、
軽い力で仙骨の動きを誘導しました。
お帰りの際は、少し笑顔を見せて、帰られました。

2回目の施術の際、玄関を開けて、
「こんにちは」と、明るく入ってこられました。
「めまいや動悸はあるのですが、なぜか落ち着いてます」とのこと。
呼吸もゆったりとして良い感じです。

3回目、4回目と進んでいくと、だいぶ「本性(?)」が現れてきて、
よく話されるようになってきました。
昔、商売をされていたので、自営業者としての心構えなど、
為になる話を聞かせて頂きました。

7回目を終える頃には、めまいや動悸もほぼ起こらなくなったとのことでした。

深呼吸

「呼吸を整えてから施術する」(自分も患者さんも)
通っていた学校で一番最初に習ったことです。

予約の時間を守ろうと急いで来られる方も多いです。
でも、呼吸が整うまで待ってから施術に入ることを心掛けています。

当たり前のことで、あまり意識しませんが、呼吸って大事なんですよね。