腰椎椎間板ヘルニア
2012年06月3日
先日、昔の友人に久しぶりに会いました。
彼は、10年ほど前に、腰痛を患い、病院で診察を受けたら、
椎間板ヘルニアと診断され、手術、入院したことがありました。
でも、その後も、腰の痛みは、変わらず残っていて、
度々、「腰が痛い」と訴えていたことを思い出しました。
ソフトバンクホークスの小久保選手。
綺麗な放物線を描くホームランが印象的な選手です。
先日、2000本安打まであと1本に迫りながら、
椎間板ヘルニアで登録抹消されてしまいました。
2週間後を目途に今後の方針を立てる予定だそうですが、現時点では手術は必要ないと
医師が言っているそうです。
私の友人のように一昔前だと、「腰痛=椎間板ヘルニア=手術」ということが
多かったですよね。
ただ、必ずしも、手術をしたから痛みが消えたかというとそうでもない。
手術をしても腰痛は消えなかったという人もいました。
最近のテレビや雑誌では、
- 椎間板ヘルニアは、腰痛の原因の5%にすぎない。
- 腰痛の約85%は、原因不明である。
- 椎間板ヘルニアは、手術を行わず、保存療法で治す。
など、昔とは異なる考えが主流となっています。
闇雲に手術をしない。良いことだと思います。
手術は、患者さんに負担が掛かりますし、100%治るわけではないですからね。
再発を防止するためにも、骨盤の不具合、腰椎のズレなど、根本の原因を追求し、
一時しのぎではない治療が大事です。