自律神経の乱れによる体の不調にお悩みの方へ
自律神経とは
最近、テレビや雑誌、健康本にも頻繁に登場し始めた「自律神経」や「副交感神経」などの言葉。耳にしたことがある方も多いと思います。
自律神経とは、私たちの意思とは無関係に働いている神経です。
呼吸や血圧・血流の調整など絶えず働いてくれる頼もしい存在ですが、場合によっては、自身でコントロールすることが難しいため、非常に厄介な存在にもなります。
その働きは2つの神経の制御によって成り立っています。「交感神経」と「副交感神経」です。それぞれについて簡単に説明します。
交感神経
「活動・緊張」に関わる神経。朝起きて、仕事をしたり、家事をしたり、遊んだり、基本的に活動中は交感神経が優位な状態にあります。
副交感神経
「休息・安静」にかかわる神経。眠っている時、お風呂に入っている時、リビングでリラックスしている時などの優位な状態となります。
見た目は休んでいますが、体内では胃腸の動きが活発になり消化を促進したり、血管が拡張して溜まった疲労の回復などが行われています。
どちらが重要ということではなく、この2つがバランスよく働くことが大切なことです。
自律神経の乱れをチェック
自律神経のバランスが乱れているかどうかをセルフチェックしてみてください。
以下のような症状・疾患がある場合、自律神経のバランスが乱れている可能性が高いです。
いわゆる不定愁訴といわれる症状が多く、病院でも根本的な施術が受けられず、周りからは「怠けている」など誤解されやすい症状が多くあります。
- 頻繁に頭痛が起こる(頭痛)
- めまいがある(めまい)
- 夜、寝つきが悪い。夜目覚める(睡眠障害)
- 意欲・気力がなくなる、一つのことに集中できない、わけもなく不安である(うつ状態)
- 混雑しているところや狭い空間にいると、急に動悸、息切れや強烈な不安感に襲われる(パニック障害)
- 静かにしているのに、急に心臓がどきどきする急に脈が速くなる(動悸)
- 汗が出やすい・出にくい、頭がのぼせる、手足が冷たい・イライラしている(更年期障害など)
- 下痢しやすい
- 口が渇く(ドライマウス)
- 食欲がない(食欲不振)
- 耳鳴り、難聴
- 全身の倦怠感、慢性疲労(寝ても疲れが取れない)
- 昼間からでも横になりたい
- 根気がない、仕事や勉強を集中して続けられない
自律神経のバランスが乱れる要因
なぜ自律神経のバランスが乱れると様々な疾患が現れるのか、一例をご説明します。
『交感神経が優位になる』
⇒『動脈が収縮する』
⇒『血液循環が悪くなる』
⇒『体に栄養分が行き渡らなくなったり、老廃物が滞ったりする』
⇒『慢性疲労や体の冷えなどを発症する』
このような流れで体に不調が起こるのです。
では、自律神経のバランスは、どうして乱れるのか。
以下のようなことが要因として挙げられます。
- 仕事やプライベートで緊張することが多い。
- 性格が真面目、頑張り屋、せっかちである。
- 睡眠時間が短い。
- 生活リズムが不規則である。
- 風呂は湯船に浸からず、シャワーで済ますことが多い。
- 冷たいものを好んで飲食する。
- 薄着。
- 運動不足、だらだら寝過ぎる。
- 姿勢が悪く、首や肩が凝っている。
- 栄養バランスが悪い食事。
現代のストレス社会に生きている方にとって、すべてを、お一人で解決するには、難しい場合も多いと思います。意識するあまり逆にストレスとなってしまうこともあります。
江東住吉整体院ピュアカイロの施術で一緒に解決していきましょう。
江東住吉整体院ピュアカイロの施術
「江東住吉整体院ピュアカイロ」では、自律神経の乱れから生じることが多い症状であっても、まずは、根本原因を把握するために、カウンセリングと検査を行います。
検査によって、背骨や骨盤に歪みが生じていれば、まずは、その歪みを正すことに主力をおいて施術を行います。
そして、背骨や骨盤の歪みが整った後で、以下のような施術を行います。
- 交感神経と副交感神経のバランスを整える自律神経系の調整
- 脳や脊髄の栄養分である脳脊髄液の循環を良くするブロックテクニック
- 呼吸と共に微妙に動いている頭蓋骨のリズムの正常化
いずれもボキボキッ、バキバキッと痛みや負担を伴った施術は行いません。
リラックスして頂けるソフトで安全な施術ですので、ご安心ください。
最後に、日頃の生活習慣や姿勢で気を付けること、そして家庭や職場でできる体操やストレッチを指導し、お客様と一緒に健康な体づくりを目指します。
よくある質問
「自律神経系」に関連して、江東住吉整体院ピュアカイロによく質問される内容を掲載しております。
Q.休みの日に限って頭痛が起こるのですが?
A.仕事のある日は緊張状態にあり、交感神経が優位となり、血管が収縮して片頭痛が起こりにくいです。
リラックスできる休みの日は、副交感神経が優位となり、血管が拡張し、神経に触れるため、片頭痛が起こりやすくなってしまうのです。
Q.自律神経を整える方法はありますか?
A.様々な方法がありますが、いつでもできる簡単な方法としては、「呼吸」があります。特に、お腹を使って深く呼吸する「腹式呼吸」が有効です。
息を吐くときは、副交感神経が優位になり、息を吸うときは交感神経が優位になります。吐くことを意識するのがコツです。
腹式呼吸ができない方は、以下のように行ってみてください。
『お腹をへこませながらゆっくりと鼻から息を吐き、
お腹を膨らませながらゆっくりと鼻から息を吸う』
深い呼吸により、副交感神経が優位になり、血流が改善され、筋肉が緩み、リラックスできる効果があります。